一時は1ドル150円を超え「悪い円安」という言葉も流行った2022年ですが、
最近は134円台まで戻しています。
円安が進んだ時「これは早めに外貨に換えておこう!」と
外貨投資をされた方も多いと思います。
アメリカの利上げも落ち着き、円も134円台となり
「失敗したかな?」と思ったのではないでしょうか?
ですが、為替の動きは短期で判断するものではありません。
特にこれからの日本は、長期的に考えると、今から外貨で持っておくのは将来のためにいいと思いますよ。
なぜなら、これから日本は本格的に「人口減少」に悩まされることになります。
働き手は減るばかりで、低賃金ですから海外からの労働者にも頼ることは難しい状況です。
ですから、経済的な成長を見込むことはできず、人が減ると企業も減っていきます。
そうなると、10年後、20年後を考えると円の価値は下がっていくと思われます。
2,3年後を考えるのではなく、老後も含めて長期的に考えると、今から外貨でしっかり資産を構築しておくことはとても良いことと考えます。
今年はアメリカの利上げなど外的要因で急激な円安を経験しましたが、
今後は日本の「人口減少・高齢化」が円安という形で襲ってきます。
資産の全てを外貨で持つことはリスクですが、一部でも外貨にして、将来の家計対策としましょう。
ファイナンシャルプランナー 川淵ゆかり
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